名古屋市金山 隠れ家カフェ もうすぐ設計アップです!
名古屋市中区金山エリアの隠れ家カフェ
現在計画中のカフェが、もうすぐ設計アップを迎えます。相見積もりを行い、予算に見合えばすぐに着工です!
金山エリアと言えば、名古屋市内でも賑やかなイメージのある地域です。そんな繁華街から少し離れた大通り沿いに、ひっそりとこのカフェはオープンする予定です。
大通りからは、並木の幹や葉に隠されて少し認識しづらい立地ですが、視点を変えれば、ゆったりと落ち着いて過ごすことのできる隠れ家的な場所ともいえます。
オーナー様は、この佇まいを気に入られてこのテナントを選ばれたようです(^^)
建物の外観イメージに引きずられない配慮
テナントはタイル張りの古いビルの1階にあります。
このタイル張りの外観は、前を通りすぎても特に目に留まる特別な要素を持っているわけではないので、もし新しくつくるカフェがこの建物の外観イメージと馴染みすぎると、ともすれば誰もお店が存在することに気付かないことも考えられます。
”「隠れ家」をコンセプトとすること” と ”目立たないこと” は必ずしもイコールではありません。
立地が「隠れ家的」であっても、新しくお店ができたことは、なるべく多くの方に知っていただきたいですし、わざわざ遠くからこのお店を目当てに来ていただいた方にも、すぐに認識していただきたいと思います。
外観ファサードは、既設ビルの濃いタイル色とのコントラストを強調するため、白をベースとしてデザインしています。
花壇はもともとあったものをそのまま利用し、緑の癒し効果を期待しています。
オーナー様から黄色を取り入れたいとの、テーマカラーのご要望をいただいていたので、ポイントで差し込みました。
黄色のアクセントのおかげで、白一色の外観よりもオーナー様の好みが現された個性的な店構えになりそうです。
「あの黄色いお店ね」って言われたい
前用途もカフェであった物件を、そのまま居抜きで借りることになっています。
従ってレイアウトはあまり変えることのないまま、前のお店の雰囲気を刷新することにかなり気を使いました。
カフェからカフェの居抜きの場合、コストを抑えてつくるとなると、基本的な間取りはある程度同じとなることは避けられないので、雰囲気や空気感を大幅に変えつつ「前の店よりも素敵になった」と思っていただけるよう設計を進めました。
内部にも挿し色の黄色を採用していますが、”黄色い古材を斜め” に張るという特徴的な使い方をしています。
口コミでお店のことをお話しいただくときに、店名で広がっていくことが一般的かもしれませんが、当事務所の場合は、店名と共になるべく「店名以外の特徴」で比喩されることを意図しています。
「あ~あの黄色いカフェね」などというように。
それでは、10月初旬オープンに向けて、引き続き頑張っていきたいと思います!